キューミス後に特に何もせずにプレーする人がいますが、これは更なるキューミスを誘発する原因になります。
キューミスをしてしまった場合は以下のような処理を毎回行いましょう。
キューミスをしていないタップの状態(チョークをふき取っています)
革の繊維の目が観察でき、繊維の中には角ばったチョークの粒子が確認できます。
熱や磨耗によって繊維の目がつぶれている箇所もところどころ見受けられますが、
特にプレーには問題ない状態です。
キューミス直後の状態(チョークをふき取っています)
キューミスによる摩擦と熱で繊維の目が完全に潰れているのがわかります。
この状態でチョークを塗ってもチョークの粒子が繊維の目に入り込まず、チョークの粒子は繊維に絡まず、ただタップに乗っている状態です。
この状態で再度同じ箇所に引き玉などの衝撃と摩擦が加わるとチョークによるグリップ力が働かない為、
かなりの確立でキューミスを起こしてしまいます。
キューミスをした場合は?
キューミスをした場合は目の細かい金ヤスリを使用し、革の繊維の目立てを行います。
方法は下記動画を参考にして下さい。
使用道具:KAMUI ゲーター・グリップ
手順:
1, キューミスした部分を中心に軽くシェービングします。
2, タップをやすりに押し付けるようにタップの目立てを行います。
処理後のタップ表面
閉じていた繊維の目が復活しているのが観察できます。
この状態になるとまたチョークの粒子が繊維に絡むことができるので、キューミスの再発を防ぐことができます。
キューミス後、または定期的に上記の処理を行うように心がけて下さい。