KAMUIタップの性能を追求していく中で開発されたCHALK「ROKU」。拡張した撞点領域が生み出す新たな可能性はプレイヤーの未知なる能力を引き出します。
最高のパフォーマンスを実現するため、プレーヤーと手球の接点にフォーカスし、タップの開発を進めていく中で、そのタップと手球の間に存在するもう一つの重大な要素であるチョークの存在を無視できなくなってきたことがチョークプロジェクトの始まりでした。
KAMUIタップのパフォーマンスを最大限引き出すために、同水準またはそれ以上のチョーク性能でなければならず、日々あらゆる素材や製法を試す中、KAMUIのスタンスでもある”削ぎ落とし”が必要であることに気づきました。
それはチョークに求められる主力性能である、グリップ力、ノリ、堅牢性を最小限の要素でバランスよく成立させる最高品質であること。それらを実現するためにキーとなった”最密充填”という考え方。そして、完成形はそれを象徴する六角形でリリースすること。これらが当時から根本にあるプロジェクトの主要ポイントでした。
そして、0.98と1.21のリリースから長期の改良期間を経て、目標基準を満たすレベルのチョークが完成。開発コンセプトから、名称を「ROKU」としました。
Concept
ミニマムで完全なるバランスの限界へ。
プレイが高度になればなるほど、イメージと実際のプレイの誤差を縮めることが難しくなります。高性能チョークに求められる、グリップ力、ノリ、堅牢性を実現するためにキーとなったのが”最密充填”という考え方。
最小限の要素と粒子配合バランスの限界を追求することで完成したROKUは、KAMUIタップと共鳴し、あなたのショットをより高精度にコントロールすることを成功させます。
Main features
グリップ力
粒子配合の微調整により、限界撞点の拡張を実現しています。そのチューニングはKAMUIタップの性能を最大限に活かします。
ノリ
独自成分により、タップの表面に絡みやすく、且つ過剰塗布を起こすことなく、薄い被膜をつくることで、ノリの精度を実現しています。
堅牢性
充分に脱気を施し、高密度を実現することで堅牢性を高めています。それに伴い、重厚感による塗りやすさと擦り減りにくいという利点があります。
Effect
Larger Sweet Spot
チョークの粒子の微小化によりグリップ力を向上させ、限界撞点の拡大を実現。
More Accurate Aim
グリップ力の向上により横方向へのスピンの量を増大させトビを低減。
Experience
– Thorsten Hohmann –
― 初めてROKUを使った時の感想はどうでしたか?また、ROKUをしばらく使ってどう感じていますか?
2017年11月の日本訪問時にプロトタイプをもらって以来、他のチョークは使っていません。なぜならROKUは今までにない革新的なチョークだと確信したからです。
― ROKUにKAMUIチョークや他のチョークと違いを感じましたか?また、どのように違いましたか?
タップに塗った時にザラザラとしていて、べったりした感じや柔らさは普段使っていたKAMUI0.98と比べて、それほど感じませんでした。
― ROKUを使うことで技術面、また精神面においてメリットはありましたか?
市場にある全てのチョークについて話すことはできませんが、使ったことのあるチョークと比べてKAMUI0.98とROKUは、手玉に対して高いグリップ力を感じます。ミスキューしたとしたらそれは、技術不足かタップのメンテナンス不良によるものですね。ミスキューの心配をせずに、安心して手玉によりスピンをかけることができます。良くある一般的なチョークでプレイするとキューミスすることがあるので、安定した精神状態でプレイすることは難しいですが、ROKUを信頼し頼れるようになるにつれ、精神的に優位になりました。
― 具体的にどのような場面で自信を持てるようになったのですか?
私とマイケル・ヴォルマー(Vollmer Cues代表)は、ROKUのシャフトに付着する汚れに関して長期的に観察を行いました。KAMUI Chalk 0.98はシャフトに付着してシャフトを汚してしまいますが、ROKUはその辺りが改善されてシャフトを汚すことはありません。
― 最後にROKUについてコメントをお願いします。
2017年11月に使い始めましたが、2018年8月現在でもまだたっぷり残っています。
ROKUは通常のチョークに比べ少し柔らかく感じますが、擦り減りにくく、とても長く使えています。